本漆の金継ぎを自分でやりたい!簡単金継ぎ⑦【錆漆とは?】   

今回は錆漆を塗る工程です。では早速どうぞ!

前回のおさらいはこちら

錆漆とは?

錆漆とは

錆漆は砥粉と生漆を同量混ぜ合わせた物です。仕上げの前段階に錆漆を塗る事で滑らかな肌に仕上げます。

最後の金粉等を蒔く前の大事な段階です。

乾燥させるにはムロに入れて4〜5日間待ちます。

前回はメンディングテープで終えました。

今回は仕上げ前の錆漆です。早速塗った物がこちら。※錆漆は上記の通り、砥粉と生漆で作ります。

こんなになりました。分かりますか?メンディングテープが良い感じです。さらにアップしましょう。

今回は初めてニューの、掘りこんだ箇所にも錆漆を塗り込みました。

バックビューはこのようになってます。

工程・メンディングテープを外す

ではメンディングテープを外して行きます。

この段階で、陶片は結構ガッチリくっ付いています。

アップもどうぞ。黒々とした漆が良いですね〜。

工程・錆漆を砥石でならす

そしてこの後は錆漆を削っていきます。その削り方ですが砥石を使います。

こちらは金継ぎキットに入っていたものです。砥石の使い方は、初めに水に浸しておいてから使います。

水に浸した砥石で錆漆を少しずつ削りながらならしていきます。しかし、意外と地味に時間がかかります。

全体的に広範囲な箇所を削る為、途中から彫刻刀で余分なはみ出ている錆漆を削りとりました。

その後に砥石でならして修理。最終的にはこのようになりました。

この写真からわかりますか?錆漆を塗る前に比べて、少し表面がなだらかになった様です。

この後は気になる箇所がまだ有れば錆漆を再度施すか、無ければ次の工程に移ります。

次回は砥いだ箇所のチェック、そして次の工程にいきます。

本日はここまで。お付き合い頂きありがとうございました。

いちご

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