今回で金継ぎも6回目です。徐々に完成形に近づいておりますので、あと少しお付き合いください!
現在迄の漆継ぎのおさらい
- 割れた陶片の接着面をヤスリ掛けし、漆がつきやすいようにする。
- 麦漆で割れた陶片を接着する。
- 乾燥した後は、接着面からはみ出た麦漆を彫刻で削る。
- 削った後の接着面に刻苧漆を塗り、滑らかに仕上げる。
- 乾燥した後にはみ出た刻苧漆を削る。
ここまでが本日迄の振替りです。ここから先は削った後の次の工程です。
刻苧漆の乾燥後
そのままの今回の一限目は、前回の刻苧漆が乾燥したところを彫刻刀で削り、最後にメラニンスポンジで全体を磨きました。
全体を見るとこの様な感じになりました。
ニューを削ったところは何も施していない為筋が目立ちます。
こんな感じで左側にニューの線が有ります。
裏面もこの様な仕上がりです。
次に次回の漆の仕上げの為に今まで省略していたメンディングテープでマスキングを行います。
メンディングテープのマスキング処理
ザクッとこんな感じに貼りました。
表は割と綺麗に貼りましたが、裏面は手抜きになりました、、、
アップはこんな感じ。100均のテープで十分です。
裏面は本当に手抜き。。まあ、なんとかなるでしょう。
漆継ぎは乾燥に時間がかかる為、気長にやるのが一番です。
更に仕事の帰りが遅く、中々作業出来ずで既に二ヶ月以上経過、、この後は少しペースを早めて行きたいと思います!
今回はここまで。次回は錆漆を塗っていきます。
本日もお付き合い頂きありがとうございました。
いちご