本漆の金継ぎを自分でやりたい! 簡単金継ぎ〜麦漆を削る【金海窯④】  

本日の金継ぎ日記4回目は乾燥した麦漆を削る工程です。最後までお付き合いくださいませ。

麦漆の乾燥〜10日間後

今回の作業道具

彫刻刀の刃先違い二種類とメラニンスポンジ

始めに彫刻刀でゴリゴリはみ出た麦漆を削ります。この時に、お皿を傷つけない様に削ります。

削り作業後

刃先を当てて指で押しながらゴリゴリ、ゴリゴリ。全体が綺麗に削れるまでやります。

まずは完成した全体像です。こんな感じ。

大分綺麗になりました!

全体的に彫刻刀で削った後にスポンジで綺麗にしたのがこの状態。

メラニンスポンジの役割

彫刻刀で削りきれない所や、作業中についてしまった麦漆を(メラニンスポンジ)を使ってこすり落とします。スポンジを濡らして硬く絞り、ゴシゴシと。

初回に上げたブログ画像時に比べて、陶片がひとつ増えてます。ヤスリで研磨していたら割れました。※初回ブログはこちらから。

そして、新たに割れた陶片は、後に見つかったニューに繋がっていました。

今回全体をくっ付けた事で見えてきました。

各パーツを継いだ画像です。

一見、遠目に綺麗に見えますが、この画像のようにパーツ同士に段差が出てしまいました。

麦漆が厚すぎたのか、研磨が足りなかったか、、

パーツ同士の隙間も今後、別の漆で埋めていきます。それは次回に持ち越します。

裏面の状態はこちら

裏面も彫刻刀で綺麗に仕上げました。こんな感じ。

今回の反省点

今回の反省点はマスキングテープを麦漆を塗るときに使用しなかった事です。

マスキングテープで周りに麦漆が付かないように配慮しなかった為、周りに漆が付着してしまい、結果陶器の釉薬に出来ている、ポツポツに漆が詰まってしまいました。

今後、この詰まりをどうやって取るか考えないとです。

さて、本日の金継ぎ日記はここで終了です。次回は段差を無くす作業に入ります。

本日もお付き合い頂きありがとうございました!

いちご

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